火曜日, 2月 28, 2006

革ジャン夫婦

 ベンリィマダムは、何故かSchott Perfectoのダブルライダース・ジャケットを持っている。大学のサークルで代々受け継がれてきたぼろい革ジャンで、「免許とる!」と豪語したわたしの手元に渡ってきたものだ。 それから数年、まだ免許を取得していないわたしなのだが、今の所他のメンバーから文句はない。というのも、当該革ジャンのサイズが36インチであり、後輩も含めてそれを着用可能な体型の人間は、わたししかいないからだ。

 今では持ち主のわたしでさえ、押入の「冬物」段ボールに詰め込まれたそのSchottの存在を忘れていた。けれども、わが夫Dr.運送屋は忘れていなかったようだ。

 本日外出しようとしたDr.運送屋を目にしたマダムは驚愕した。彼はなんと、Schottのダブルライダース・ジャケットを着ているではないか。「おそろいやで」とほほえむ彼を見つつ、わたしは動揺を隠せなかった。最近彼が始めたダイエット作戦が、こんなにも早く成功をおさめたのか?

 否。答えは「ネットオークションで落札」だった。

 夫婦そろってSchottの革ジャンを着込みCD125Tでツーリング、などという姿は、うまくいけばおしゃれで素敵な「革ジャン夫婦」を演出できるかもしれない。ただ、気を付けないと「輩 やから」と紙一重な感も否めない。

 ともかく、わたしの風邪が治って暖かくなれば、「革ジャン夫婦」の練習など、してみたいと考えている。
 

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