先月末大阪堺市で、クレーン車のタイヤが停車中に破裂、その風圧で横に止まっていた乗用車の窓ガラスが吹き飛び、後部座席に乗っていた子供さんが大けがをした(多数のメディアが報道したが、Yahoo!で配信された毎日新聞の記事はここ)。
このニュースを耳にした世のライダー諸兄の多くが、「もし隣に止まっていたのがバイクだったら・・・」と想像され、そして恐怖を感じられたことだろう。バイクに無知なベンリィマダムでさえ、そう想像して戦慄を覚えた。
以前から、CL50に乗っている時に横にトラックなど大きな車がいると、そのタイヤのでかさにかなりびびっていた。本日、我が夫Dr.運送屋と2ケツして色々と買い物しに行ったのだが、トラックの近くを通過する時、やはりかなり怖かった。いたずらに怖がっても全く意味が無いとはわかっているものの、あのニュースが頭の中をぐるぐる回って消えないのだ。
運転中なら細心の注意を払うことである程度事故は防げるだろう。でも、停車中に横のトラックのタイヤが突然破裂したら、もうどうしようもない。吹っ飛ばされたら、どんなにごっつい服で全身をガードしていても、負傷は必至だ。否、けがで済んだらまだましだ。そしてもし万が一、我が夫が吹っ飛ばされて重傷を負ったら、残されたわたしはどうしたら良いのか。如何なる理由があろうとも、当然許せるはずはない。
その後、けがしたお子さんはどうなったのだろうか。後遺症などが残らないよう、祈るばかりである。
そして、タイヤが破裂してライダーが吹っ飛ぶという事故も、絶対に起こりませんように。合掌。
月曜日, 10月 30, 2006
独裁タンデム
本日、急に寿司を食べたくなったわたくしことベンリィマダムとDr.運送屋は、回る高級寿司『長次郎』へ行った。
ここのところすっかり寒くなった。VTR250に2ケツして行ったのだが、帰りは特に風が冷たかった。腹がふくれてしんどいから早く帰って寝たい、と思っていた丁度その時、信号待ちのためバイクを停止させたDr.運送屋が振り返って言った。
運送屋:「途中、本屋に寄ってもええか?」
わたし:「だめって言うても行くやろ?」
運送屋:「そうや」
(しばしの沈黙)
二人で:「あは、ははは、あはははは」
2ケツさせていただいていると、このような状況によく遭遇する。同乗者に対し同意を求める等、一応の気配りをみせてくださるDr.運送屋だが、わたしが首を横に振っても、以降のルート選択に及ぼす影響は全く無い。ま、2ケツさせていただいているので、当然なのだろう。
わたしは、一度決めたルートは絶対に変更しないたちである。Dr.運送屋とは全く逆だ。けれども、不思議と衝突は少ない。性格上、寄り道ということができないわたしにとって、独裁タンデムは結構楽しいことなのかもしれない、と思うのであった。
ここのところすっかり寒くなった。VTR250に2ケツして行ったのだが、帰りは特に風が冷たかった。腹がふくれてしんどいから早く帰って寝たい、と思っていた丁度その時、信号待ちのためバイクを停止させたDr.運送屋が振り返って言った。
運送屋:「途中、本屋に寄ってもええか?」
わたし:「だめって言うても行くやろ?」
運送屋:「そうや」
(しばしの沈黙)
二人で:「あは、ははは、あはははは」
2ケツさせていただいていると、このような状況によく遭遇する。同乗者に対し同意を求める等、一応の気配りをみせてくださるDr.運送屋だが、わたしが首を横に振っても、以降のルート選択に及ぼす影響は全く無い。ま、2ケツさせていただいているので、当然なのだろう。
わたしは、一度決めたルートは絶対に変更しないたちである。Dr.運送屋とは全く逆だ。けれども、不思議と衝突は少ない。性格上、寄り道ということができないわたしにとって、独裁タンデムは結構楽しいことなのかもしれない、と思うのであった。
火曜日, 10月 10, 2006
CL50最大の危機
わたくしことベンリィマダムがCL50「わしのベンリィ」号を入手したのは2003年10月のこと。このマシーン(爆)を乗りこなすための血もにじむような努力の日々については、ベンリィ家庭裁判所の開かずの部屋「ベンリィ道場」に詳しい。
なんとか操作を覚えた後、1年半程度はほぼ毎日乗っていた。といっても、出勤のために駅まで、とか、ちょっとそこまで買い物、といった程度だった。その後、バイク出勤禁止のカイシャに就職しちゃったせいもあり、最近はほとんど乗ることが無くなっていた。「おまいのCL、たまにはエンジンかけてやらなあかんな」とか何とかいいつつ、夫Dr.運送屋がたまに乗る(否、乗っていただく)程度で、ほぼほったらかしの状態だった。
今日ベンリィマダムは職場に一人残り残業していた。そこに、Dr.運送屋からのメールが届いた。彼は今日も朝CL50で出かけていったのだが、CL50「わしのベンリィ号」の驚くべき秘密を知ってしまったのだ、と言う。以下、運送屋メールを引用したい。
-------引用ここから--------------
最後に、ベンリィですがパンク修理しました。チューブが裂けていました。耐用年数が来たからだということです。で、帰り際のバイク屋との会話を以下に書くと、
バイク屋「お客さん、あのバイク中古で買ったんですか?」
私「はい。そうですが」(引用者注:買ったのは、わしだ)
バ「あのバイク、色んな部品がないまま強引に組み立ててるんで、気を付けて下さいね」
私「え!?」
バ「純正部品じゃない部品が取り付けられていたり、あるべきパーツがないんですよ」
私「………」
バ「純正部品を付けるにしても、パーツがたくさんあるんで時間かかりまっせ?」
私「………」
とりあえず、後輪あたりの部品の欠品が多いみたいなので、乗らない方がいいとのことでした。今まで、何も知らずに乗っていたのを考えると恐ろしいです。
---------引用おわり-------------
確かに「わしのベンリィ号」は夫の年下の友人から破格の格安で譲ってもらったものだ。その友人はちょっと「ユルい」人で、わたしの家までCLを運んでおろすときに、マフラーが盗まれていることに気付き、後日Dr.運送屋が改めてマフラー部分を入手してくれたのだった。そのくらい「ユルい」人だから、「わしのベンリィ号」の体に起こっていた異変にも気がつかなかったに違いない。
しかも次のライダーがわしと来た。バイクのことなんかわかるわけないし。乗っててほとんど支障はなかったし。
知らぬが仏とはこのことである。
さて、どうしたものでしょう。とりあえず、しばらく時間ができそうにないので、ほったらかしにしておくしか方法はなさそうだ。その間に、Dr.運送屋と「わしのベンリィ号」の問題を討論したいと思う。
なんとか操作を覚えた後、1年半程度はほぼ毎日乗っていた。といっても、出勤のために駅まで、とか、ちょっとそこまで買い物、といった程度だった。その後、バイク出勤禁止のカイシャに就職しちゃったせいもあり、最近はほとんど乗ることが無くなっていた。「おまいのCL、たまにはエンジンかけてやらなあかんな」とか何とかいいつつ、夫Dr.運送屋がたまに乗る(否、乗っていただく)程度で、ほぼほったらかしの状態だった。
今日ベンリィマダムは職場に一人残り残業していた。そこに、Dr.運送屋からのメールが届いた。彼は今日も朝CL50で出かけていったのだが、CL50「わしのベンリィ号」の驚くべき秘密を知ってしまったのだ、と言う。以下、運送屋メールを引用したい。
-------引用ここから--------------
最後に、ベンリィですがパンク修理しました。チューブが裂けていました。耐用年数が来たからだということです。で、帰り際のバイク屋との会話を以下に書くと、
バイク屋「お客さん、あのバイク中古で買ったんですか?」
私「はい。そうですが」(引用者注:買ったのは、わしだ)
バ「あのバイク、色んな部品がないまま強引に組み立ててるんで、気を付けて下さいね」
私「え!?」
バ「純正部品じゃない部品が取り付けられていたり、あるべきパーツがないんですよ」
私「………」
バ「純正部品を付けるにしても、パーツがたくさんあるんで時間かかりまっせ?」
私「………」
とりあえず、後輪あたりの部品の欠品が多いみたいなので、乗らない方がいいとのことでした。今まで、何も知らずに乗っていたのを考えると恐ろしいです。
---------引用おわり-------------
確かに「わしのベンリィ号」は夫の年下の友人から破格の格安で譲ってもらったものだ。その友人はちょっと「ユルい」人で、わたしの家までCLを運んでおろすときに、マフラーが盗まれていることに気付き、後日Dr.運送屋が改めてマフラー部分を入手してくれたのだった。そのくらい「ユルい」人だから、「わしのベンリィ号」の体に起こっていた異変にも気がつかなかったに違いない。
しかも次のライダーがわしと来た。バイクのことなんかわかるわけないし。乗っててほとんど支障はなかったし。
知らぬが仏とはこのことである。
さて、どうしたものでしょう。とりあえず、しばらく時間ができそうにないので、ほったらかしにしておくしか方法はなさそうだ。その間に、Dr.運送屋と「わしのベンリィ号」の問題を討論したいと思う。
日曜日, 10月 08, 2006
夢の涯てまでも
先日、夢を見た。CL50に乗っているわたしと、CD125Tに乗っているDr.運送屋が、公道で競争するというものだ。
よーい、ドンで発進した直後、わたしは1速から2速に入れようとしたのだが、うまく入れず、Dr.運送屋に遅れをとってしまった。なんとか2速に入れ直し、Dr.運送屋に追いつこうと2速のままアクセルをぐいーっと捻り、加速を試みたのだが、当然この状態ではあまりスピードが出ない。で、「60キロしか出ないよー(涙」と、大変悲しく思ったところで目が覚めた。
以前、同業者がこんな事を言っていた。
「この業界の仕事は、原付でずっと100キロ出して走るようなもんだから」
わたしが見た夢は、こういう事だったのかなぁ、と思うのであった。
温泉にでも行きたいなぁ・・・。
よーい、ドンで発進した直後、わたしは1速から2速に入れようとしたのだが、うまく入れず、Dr.運送屋に遅れをとってしまった。なんとか2速に入れ直し、Dr.運送屋に追いつこうと2速のままアクセルをぐいーっと捻り、加速を試みたのだが、当然この状態ではあまりスピードが出ない。で、「60キロしか出ないよー(涙」と、大変悲しく思ったところで目が覚めた。
以前、同業者がこんな事を言っていた。
「この業界の仕事は、原付でずっと100キロ出して走るようなもんだから」
わたしが見た夢は、こういう事だったのかなぁ、と思うのであった。
温泉にでも行きたいなぁ・・・。
土曜日, 7月 22, 2006
鍵はいずこへ
ブログを4ヶ月以上もほったらかしにしていました。ブログなら簡単に更新できると思ったのですが、そうもいきません。どうにも時間がとれず、最近はブログ更新どころではありませんでした。晩ご飯の準備までDr.運送屋に任せっきりの生活です。すまん、と思いつつ、でもこれが大変うまくて、やめられません。ますます料理をやらなさそうな雰囲気です。
仕事は好きですが、仕事場だけじゃなくて家に持ち込まなきゃいけないことが多いのです。あまり息抜きもできません。我が家は夫婦が微妙に同業者ということもあり、家で仕事の話をすることも多いので、たまにちょっとだけしんどいこともあります。プチ・ツーリングにさえ行く時間を作れず、かなり悶々とした日々を送っていたのです。
そして、今年は梅雨がなんか長い。大雨や崖崩れで被害もたくさん出ています。でもたまに晴れ間が出ると、わしのベンリィ号に乗ってみたいなあと思うこともありましたよ。今日は晴れでしたから、特にそう思いました。
しかし、困ったことがあるのです。わたしは、CL50わしのベンリィ号の鍵がどこにあるのか、わかりません。Dr.運送屋が保管場所を指南してくれたのですが、そこにはバイクの鍵がたくさんあるので、どれがわしのベンリィ号のやつか、わからないのです・・・。
情けない。非常に情けない。かつて頻繁に乗ってホームページの駄文を更新していた、あの頃の情熱は何処へ行ってしまったのでしょうか。
かつてわたしはベンリィ家庭裁判所の判例で「バイク解体屋追放協力要請事件」という判例を記しましたが、今じゃわしのベンリィ号こそがそのターゲットです。今日など、解体屋のチラシ(輪ゴムでミラーとかに引っかけるやつ)が2つも引っかけられていました。ま、そのうち1つはDr.運送屋が自分のバイクからわしのベンリィ号へ移管したものだとすぐに察しはついたのですが。
わたしの華麗な(はず)のCL50ライフは、どうやら鍵を認識するところからやり直しのようです。
仕事は好きですが、仕事場だけじゃなくて家に持ち込まなきゃいけないことが多いのです。あまり息抜きもできません。我が家は夫婦が微妙に同業者ということもあり、家で仕事の話をすることも多いので、たまにちょっとだけしんどいこともあります。プチ・ツーリングにさえ行く時間を作れず、かなり悶々とした日々を送っていたのです。
そして、今年は梅雨がなんか長い。大雨や崖崩れで被害もたくさん出ています。でもたまに晴れ間が出ると、わしのベンリィ号に乗ってみたいなあと思うこともありましたよ。今日は晴れでしたから、特にそう思いました。
しかし、困ったことがあるのです。わたしは、CL50わしのベンリィ号の鍵がどこにあるのか、わかりません。Dr.運送屋が保管場所を指南してくれたのですが、そこにはバイクの鍵がたくさんあるので、どれがわしのベンリィ号のやつか、わからないのです・・・。
情けない。非常に情けない。かつて頻繁に乗ってホームページの駄文を更新していた、あの頃の情熱は何処へ行ってしまったのでしょうか。
かつてわたしはベンリィ家庭裁判所の判例で「バイク解体屋追放協力要請事件」という判例を記しましたが、今じゃわしのベンリィ号こそがそのターゲットです。今日など、解体屋のチラシ(輪ゴムでミラーとかに引っかけるやつ)が2つも引っかけられていました。ま、そのうち1つはDr.運送屋が自分のバイクからわしのベンリィ号へ移管したものだとすぐに察しはついたのですが。
わたしの華麗な(はず)のCL50ライフは、どうやら鍵を認識するところからやり直しのようです。
日曜日, 3月 05, 2006
アーメン ラーメン 秀一ラーメン
今回は、涙無しでは語ることができないベンリィマダムの感動秘話を紹介しようと思う。長い話で恐縮だが、ありがたい話でもある。
バイクに乗っている人は、たいていラーメンが好きだ。試しに検索語「バイク ラーメン」でググってみると、実に378万件ものサイトがヒットする。中には全然関係ないものもあろうが、バイク乗りはラーメン好きとの仮説を裏付けるに十分な実験だと思う。
そもそも、わたしはそれほどラーメンが好きではなかったし、食べたい衝動に駆られる事もほぼ皆無だった。そんなわたしがラーメン好きとなったのは、バイク乗りであるわが夫Dr.運送屋の教育によるものだ。わたしたちの記念すべき初デートの食事は、京都の新福菜館だった。思えばこれが、Dr.運送屋の教育の始まりだったのだ。いまでは、ことラーメンにかんしては、汗かきふーふー言いながら食べられなければ満足がいかない、硬派で極右的なうるさ型ラーメン好き人間になってしまっていたのである。
先日、晩ご飯の食材を求めてスーパーへ行った、わたくしことベンリィマダムとわが夫Dr.運送屋は、レジ前の雑誌コーナーで何気なくラーメン紹介の雑誌を手にした。めくるめくこてこてラーメンの写真をみていると、もうラーメンが食べたくて食べたくて、いてもたってもいられず、急遽ラーメンを食べることにした。
その晩赴いたのは、立ち読みしたラーメン紹介誌に掲載されていた、コンソメラーメンなるものが売りの、カフェ風のラーメン屋だった。結果、コンソメなんだかパスタなんだかよくわからないものが出てきた。「これはラーメンではない」と思えば納得がいくのだろうが、「ラーメン食べたい」という強いわたしたちの衝動を満たすものでは全くなかったのである。まずいとは言いません。でも何か中途半端でしっくり来なかったというのが正直な所だった。だいたい、小綺麗なカフェ風のラーメン屋とはなにごとだ。ラーメン屋のテーブルは、ちょっと油っぽくてぬるぬるしてるものでしょう。テーブルに置くのは、紙ナプキンじゃなくって、ティッシュでしょう。
ところが、である。当該ラーメン屋の口コミをネットで見ると、「女性を意識した…」「女性に人気の…」との言葉のオン・パレードなのである。「そんな味が理解できないおまえはおっさんや」と言われているようなものだ。さらに、「もし今死んだら、おまえの人生最後のラーメンはコンソメラーメンやなぁ」という、わが夫Dr.運送屋の追い打ちをかけるような冷たい指摘により、わたしの心は傷つき、悲しい日々を送っていた。
そんな寂しげなわたしの背中を見るに見かねたのか、Dr.運送屋は本日、「おいしいラーメン喰いにいこけ」と、小雪がちらつく中わたしを外へ引きずり出した。目的地は、吹田警察署横にある「秀一ラーメン」だ。
秀一ラーメンは素晴らしかった。にぼしのだしで、めちゃめちゃうまかった。紙ナプキンではなく、ちゃんとティッシュが置いてあった。感動した。
汗と感涙にむせびながら麺をすすっていたその時、ふと店のメニューの表紙が映った。そこには何故か、ヨハネ書3章16節のフレーズ、「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された」云々が書かれていた。
それを見た瞬間、マダムは「アーメン ラーメン 秀一ラーメン」という啓示を受けた。そして目の前には、まるで天使のように真っ白な白衣を纏った秀一ラーメンの店主さんの微笑みがあった。
春先の雪の日に起こった、大変スピリチュアルな体験だった。こんな体験をすると、Dr.運送屋がついにCBR1100XXを売っぱらって2千キロしか走っていないVTR250を購入した事も、なんだか許せてしまうのだから、大変不思議なのであった・・・(怒。
バイクに乗っている人は、たいていラーメンが好きだ。試しに検索語「バイク ラーメン」でググってみると、実に378万件ものサイトがヒットする。中には全然関係ないものもあろうが、バイク乗りはラーメン好きとの仮説を裏付けるに十分な実験だと思う。
そもそも、わたしはそれほどラーメンが好きではなかったし、食べたい衝動に駆られる事もほぼ皆無だった。そんなわたしがラーメン好きとなったのは、バイク乗りであるわが夫Dr.運送屋の教育によるものだ。わたしたちの記念すべき初デートの食事は、京都の新福菜館だった。思えばこれが、Dr.運送屋の教育の始まりだったのだ。いまでは、ことラーメンにかんしては、汗かきふーふー言いながら食べられなければ満足がいかない、硬派で極右的なうるさ型ラーメン好き人間になってしまっていたのである。
先日、晩ご飯の食材を求めてスーパーへ行った、わたくしことベンリィマダムとわが夫Dr.運送屋は、レジ前の雑誌コーナーで何気なくラーメン紹介の雑誌を手にした。めくるめくこてこてラーメンの写真をみていると、もうラーメンが食べたくて食べたくて、いてもたってもいられず、急遽ラーメンを食べることにした。
その晩赴いたのは、立ち読みしたラーメン紹介誌に掲載されていた、コンソメラーメンなるものが売りの、カフェ風のラーメン屋だった。結果、コンソメなんだかパスタなんだかよくわからないものが出てきた。「これはラーメンではない」と思えば納得がいくのだろうが、「ラーメン食べたい」という強いわたしたちの衝動を満たすものでは全くなかったのである。まずいとは言いません。でも何か中途半端でしっくり来なかったというのが正直な所だった。だいたい、小綺麗なカフェ風のラーメン屋とはなにごとだ。ラーメン屋のテーブルは、ちょっと油っぽくてぬるぬるしてるものでしょう。テーブルに置くのは、紙ナプキンじゃなくって、ティッシュでしょう。
ところが、である。当該ラーメン屋の口コミをネットで見ると、「女性を意識した…」「女性に人気の…」との言葉のオン・パレードなのである。「そんな味が理解できないおまえはおっさんや」と言われているようなものだ。さらに、「もし今死んだら、おまえの人生最後のラーメンはコンソメラーメンやなぁ」という、わが夫Dr.運送屋の追い打ちをかけるような冷たい指摘により、わたしの心は傷つき、悲しい日々を送っていた。
そんな寂しげなわたしの背中を見るに見かねたのか、Dr.運送屋は本日、「おいしいラーメン喰いにいこけ」と、小雪がちらつく中わたしを外へ引きずり出した。目的地は、吹田警察署横にある「秀一ラーメン」だ。
秀一ラーメンは素晴らしかった。にぼしのだしで、めちゃめちゃうまかった。紙ナプキンではなく、ちゃんとティッシュが置いてあった。感動した。
汗と感涙にむせびながら麺をすすっていたその時、ふと店のメニューの表紙が映った。そこには何故か、ヨハネ書3章16節のフレーズ、「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された」云々が書かれていた。
それを見た瞬間、マダムは「アーメン ラーメン 秀一ラーメン」という啓示を受けた。そして目の前には、まるで天使のように真っ白な白衣を纏った秀一ラーメンの店主さんの微笑みがあった。
春先の雪の日に起こった、大変スピリチュアルな体験だった。こんな体験をすると、Dr.運送屋がついにCBR1100XXを売っぱらって2千キロしか走っていないVTR250を購入した事も、なんだか許せてしまうのだから、大変不思議なのであった・・・(怒。
金曜日, 2月 17, 2006
減肥の気分
先日、バイクショップへ行った時の話をしようと思う。
わが夫Dr.運送屋は、そろそろフルフェイスのヘルメットを購入しようと思い、ヘルメット売り場へと赴いた。
夫Dr.運送屋は、現在愛用中のAraiのジェッペルをたいそう気に入っている。そして、「Araiはわしの頭にぴったりフィットするんや」といいながら、AraiのXLのフルフェイス型ヘルメットを試着した。
結果、入らなかった。
SHOEIのXLを試着すると、なんとか入ったのだが、顔部が「アmパmマn」みたいになる。
思うに、夫が人生何度目かのダイエットを決心したのは、この瞬間だったように思う。その後彼は、某巨大掲示板の「デブライダー」なるスレッドを熱心に閲読し、体型にまつわるデブライダー諸兄の逸話に微笑み、共感し、そして自戒していたのだった。
そしてそれから約半月後の現在、驚くべきことに、このダイエットは続いている。ダイエットといっても、絶食とか運動とかをしているのではなく、食事の内容を変えて、野菜を多くしたり、毎食納豆を食べたり、というものだ。体重も、若干減少しているようだ。
春までに、多少はスレンダーなベンリィ乗りとしてのBODYをお披露目できる事を祈ろう。
わが夫Dr.運送屋は、そろそろフルフェイスのヘルメットを購入しようと思い、ヘルメット売り場へと赴いた。
夫Dr.運送屋は、現在愛用中のAraiのジェッペルをたいそう気に入っている。そして、「Araiはわしの頭にぴったりフィットするんや」といいながら、AraiのXLのフルフェイス型ヘルメットを試着した。
結果、入らなかった。
SHOEIのXLを試着すると、なんとか入ったのだが、顔部が「アmパmマn」みたいになる。
思うに、夫が人生何度目かのダイエットを決心したのは、この瞬間だったように思う。その後彼は、某巨大掲示板の「デブライダー」なるスレッドを熱心に閲読し、体型にまつわるデブライダー諸兄の逸話に微笑み、共感し、そして自戒していたのだった。
そしてそれから約半月後の現在、驚くべきことに、このダイエットは続いている。ダイエットといっても、絶食とか運動とかをしているのではなく、食事の内容を変えて、野菜を多くしたり、毎食納豆を食べたり、というものだ。体重も、若干減少しているようだ。
春までに、多少はスレンダーなベンリィ乗りとしてのBODYをお披露目できる事を祈ろう。
月曜日, 2月 06, 2006
素手バイク
それは、先日タンデムグリップつきウェスト・バッグを購入した帰りの出来事だった。
すでに日が沈み、あたりは寒々としている。そしてプチ渋滞のR171。
ベンリィマダムとDr.運送屋がまたがったCD125Tの横を、スズキの隼がすり抜けていった。
その隼の主は、白い革ジャン、黒の革パン姿。フルフェイスのヘルメットだったので、顔や髪の毛は見えないものの、白革ジャンのウェストのくびれが尋常ではないので、間違いなく女性ライダーだ。
彼女の出で立ちに、一瞬マギー司郎を連想してしまったのだが、華奢な体つきなのにクールな服装で、ちょっとかっこよかった。
けれど、どこかに違和感を覚えた。どこがおかしいのだろう。
その時、Dr.運送屋が、かのライダーを指さして「おかしいんじゃねぇの」と宣った。そしてわたしの違和感の所以もはっきりした。
彼女はこのクソ寒いのに素手だったのだ・・・。
若くて体温をもてあましているのか、それとも手袋をしているように見えないマジックをかけているのか、今となっては知る術もない。
すでに日が沈み、あたりは寒々としている。そしてプチ渋滞のR171。
ベンリィマダムとDr.運送屋がまたがったCD125Tの横を、スズキの隼がすり抜けていった。
その隼の主は、白い革ジャン、黒の革パン姿。フルフェイスのヘルメットだったので、顔や髪の毛は見えないものの、白革ジャンのウェストのくびれが尋常ではないので、間違いなく女性ライダーだ。
彼女の出で立ちに、一瞬マギー司郎を連想してしまったのだが、華奢な体つきなのにクールな服装で、ちょっとかっこよかった。
けれど、どこかに違和感を覚えた。どこがおかしいのだろう。
その時、Dr.運送屋が、かのライダーを指さして「おかしいんじゃねぇの」と宣った。そしてわたしの違和感の所以もはっきりした。
彼女はこのクソ寒いのに素手だったのだ・・・。
若くて体温をもてあましているのか、それとも手袋をしているように見えないマジックをかけているのか、今となっては知る術もない。
月曜日, 1月 23, 2006
高速道路の2ケツ
若い頃はクルマ一筋だったわが夫Dr.運送屋がバイクに目覚めたのは、最近の事である。先日、彼が二輪免許を取得してから、晴れて3年が経過した。 2005年4月以降、二輪免許取得から3年というのは、大きな意味を持つようになった。読者諸氏もよくご存知の通り、高速道路における自動二輪車の二人乗 りが解禁になったからだ。
高速2ケツが可能となれば、あちこち日帰りでツーリングに行けるぞ、と、ほくそ笑んでいたわたしたちなのだが、高速2ケツを遂行するためには、準備する事が結構あるのだ。
警察庁交通局のHPに、高速での2ケツについて、注意が掲載さ れてあった。「二人乗りは一人乗りと違う」「一人乗りの技術習熟が必要」「同乗者への配慮」など、あたりまえの事が書かれてあるのだが、あたりまえの事こ そ、最も大切なのだろう。特に、「同乗者への配慮」というのは、わが家の場合、夫婦の愛情のモノサシとなるものだ。Dr.運送屋には、ベンリィマダムをこ れまで以上に気遣っていただきたいものである。
夫に気遣ってもらうだけでは無責任なので、同乗者であるわたしも、具体的な意見を進言させていただきたいと思う。
1. ブラックバードに載っけてもらう時、手ぇがしんどい。わたしは片手をDr.運送屋のハラ、もう片方の手を後のつかめるようになっている部分(「ぐらぶばー」っていうのか?)へ固定するのだが、むちゃくちゃつかれる。だからこれが欲しい。
タンデムベルト http://www.webike.net/cg/11060/32609301/
2. 2ケツしている時に話すのは、正直しんどい。ずっと声を張り上げるのは疲れるし、ノドにもわるい。だからこれが欲しい。
無線機 http://www.webike.net/sd/317115/300031403141/
3. 60リットルのザックを背負ってツーリングに行くのは、体力的にしんどい。「夜逃げだと勘違いされるかもしれない」との精神的不安も解消したい。だからこれが欲しい。
シートバック http://www.webike.net/sd/1064541/326031233125/
今年度のわが家の繁忙期も過ぎた事だし、快適な2ケツ生活に向けて、そろそろ準備をしていきたいものである。
高速2ケツが可能となれば、あちこち日帰りでツーリングに行けるぞ、と、ほくそ笑んでいたわたしたちなのだが、高速2ケツを遂行するためには、準備する事が結構あるのだ。
警察庁交通局のHPに、高速での2ケツについて、注意が掲載さ れてあった。「二人乗りは一人乗りと違う」「一人乗りの技術習熟が必要」「同乗者への配慮」など、あたりまえの事が書かれてあるのだが、あたりまえの事こ そ、最も大切なのだろう。特に、「同乗者への配慮」というのは、わが家の場合、夫婦の愛情のモノサシとなるものだ。Dr.運送屋には、ベンリィマダムをこ れまで以上に気遣っていただきたいものである。
夫に気遣ってもらうだけでは無責任なので、同乗者であるわたしも、具体的な意見を進言させていただきたいと思う。
1. ブラックバードに載っけてもらう時、手ぇがしんどい。わたしは片手をDr.運送屋のハラ、もう片方の手を後のつかめるようになっている部分(「ぐらぶばー」っていうのか?)へ固定するのだが、むちゃくちゃつかれる。だからこれが欲しい。
タンデムベルト http://www.webike.net/cg/11060/32609301/
2. 2ケツしている時に話すのは、正直しんどい。ずっと声を張り上げるのは疲れるし、ノドにもわるい。だからこれが欲しい。
無線機 http://www.webike.net/sd/317115/300031403141/
3. 60リットルのザックを背負ってツーリングに行くのは、体力的にしんどい。「夜逃げだと勘違いされるかもしれない」との精神的不安も解消したい。だからこれが欲しい。
シートバック http://www.webike.net/sd/1064541/326031233125/
今年度のわが家の繁忙期も過ぎた事だし、快適な2ケツ生活に向けて、そろそろ準備をしていきたいものである。
水曜日, 1月 11, 2006
暖気の季節
CD125TもCL50も、この季節は暖気に時間がかかる。時間がかかると言っても、たかだか数分なのだが、寒いとその数分が非常に長く感じられる。
わたくしことベンリィマダムとわが夫Dr.運送屋は12月末のある日、年末の買い出しへと赴いた。いつもの如く、CD125Tに2ケツである。時間も無 かったし、十分 な暖気を行わなかったのだが、そのせいだろうか、発車してすぐにエンジンが止まってしまった。いくらわたしたちが「いらち」だとは言え、最低限の暖気はす べきなのだった。
ところがである。Dr.運送屋が何度キーを回しても、エンジンはかからない。キックしてもかからない。うへー、年末の この忙しい時に故障かーっ?と思っ たのも束の間、Dr.運送屋は、何かを悟ったかの如く照れ笑いをしながら、「キルスイッチ」を切っていた事を告白したのだった。CD125Tの「キルス イッチ」は、右ハンドルの付け根にあるのだが、ヤママルトのハンドルカバーを装着している冬仕様だと、「キルスイッチ」が見えないのだった。
なお、わたしが「キルスイッチ」を「切るスイッチ」と思いこんでいたにもかかわらず、この時の夫婦の会話には全く問題が無かったことを、一言申し添えておく。
ところで、Dr.運送屋はこの1件以降、重要な任務に就くため長期出張に行ってしまった。故に、我が家の初乗りはまだ行えない。今朝Dr.運送屋に送る ものを出しに行った帰り、ふと駐輪場を見た。わが家のバイク3台はずっと放置の状態で、いつのまにか「バイク無料引き取り」のチラシをつけられてしまって いた。
CD125Tの初乗りの際、エンジンがきちんとかかってくれたらよいなと思う。
わたくしことベンリィマダムとわが夫Dr.運送屋は12月末のある日、年末の買い出しへと赴いた。いつもの如く、CD125Tに2ケツである。時間も無 かったし、十分 な暖気を行わなかったのだが、そのせいだろうか、発車してすぐにエンジンが止まってしまった。いくらわたしたちが「いらち」だとは言え、最低限の暖気はす べきなのだった。
ところがである。Dr.運送屋が何度キーを回しても、エンジンはかからない。キックしてもかからない。うへー、年末の この忙しい時に故障かーっ?と思っ たのも束の間、Dr.運送屋は、何かを悟ったかの如く照れ笑いをしながら、「キルスイッチ」を切っていた事を告白したのだった。CD125Tの「キルス イッチ」は、右ハンドルの付け根にあるのだが、ヤママルトのハンドルカバーを装着している冬仕様だと、「キルスイッチ」が見えないのだった。
なお、わたしが「キルスイッチ」を「切るスイッチ」と思いこんでいたにもかかわらず、この時の夫婦の会話には全く問題が無かったことを、一言申し添えておく。
ところで、Dr.運送屋はこの1件以降、重要な任務に就くため長期出張に行ってしまった。故に、我が家の初乗りはまだ行えない。今朝Dr.運送屋に送る ものを出しに行った帰り、ふと駐輪場を見た。わが家のバイク3台はずっと放置の状態で、いつのまにか「バイク無料引き取り」のチラシをつけられてしまって いた。
CD125Tの初乗りの際、エンジンがきちんとかかってくれたらよいなと思う。
月曜日, 12月 26, 2005
衝撃的な新聞
バイクとは何の関係もないのだが、びっくりした出来事があったので、記そうと思う。
本日、京都からJRで大阪方面へ向かっていた時、わたしの斜向かいに座っていた中年のおじさんが新聞を読んでいた。何気なく彼が読む新聞に目をやったその瞬間、わたしは驚愕した。なぜならそれは、「韓国キムチ新聞」という名前だったからだ。
世の中には、ニッチな業界紙が沢山あると認識しているが、この「韓国キムチ新聞」もその一つなのか。
いや、わたしはそうではないと見た。そのおじさんが見ている号の一面の見出しには、「キムチは発酵食品 日本の納豆と同類」とあった。業界紙ならば、こんな初歩的な記事が一面に載るはずはなかろう。
気になる。非常に気になる。しかも、昨日の夜は天満の玉一で、おいしい韓国料理を食べたばかりなのだ。なんてタイムリーなのだろう。
ネットで検索しても、国会図書館のOPACで探しても、「韓国キムチ新聞」の情報は皆無である。
いったい、誰がどんな読者に向けて、どの程度発行している新聞なのだろうか。日本語で書かれていたから、日本語話者向けの新聞であることは想像つくのだが、その他は全く不明である。
こんなに気になるのなら、あのとき勇気を出して、「韓国キムチ新聞」を読んでいたおじさんに、入手方法について尋ねるべきだった。早く情報を入手して、すっきりと新年を迎えたいものだ。
本日、京都からJRで大阪方面へ向かっていた時、わたしの斜向かいに座っていた中年のおじさんが新聞を読んでいた。何気なく彼が読む新聞に目をやったその瞬間、わたしは驚愕した。なぜならそれは、「韓国キムチ新聞」という名前だったからだ。
世の中には、ニッチな業界紙が沢山あると認識しているが、この「韓国キムチ新聞」もその一つなのか。
いや、わたしはそうではないと見た。そのおじさんが見ている号の一面の見出しには、「キムチは発酵食品 日本の納豆と同類」とあった。業界紙ならば、こんな初歩的な記事が一面に載るはずはなかろう。
気になる。非常に気になる。しかも、昨日の夜は天満の玉一で、おいしい韓国料理を食べたばかりなのだ。なんてタイムリーなのだろう。
ネットで検索しても、国会図書館のOPACで探しても、「韓国キムチ新聞」の情報は皆無である。
いったい、誰がどんな読者に向けて、どの程度発行している新聞なのだろうか。日本語で書かれていたから、日本語話者向けの新聞であることは想像つくのだが、その他は全く不明である。
こんなに気になるのなら、あのとき勇気を出して、「韓国キムチ新聞」を読んでいたおじさんに、入手方法について尋ねるべきだった。早く情報を入手して、すっきりと新年を迎えたいものだ。
木曜日, 12月 22, 2005
それでもバイクは走る
関西に大雪が降った。関西歴14年のベンリィマダムも、こんな吹雪は初めてだ。今朝起きて外を見た瞬間、一瞬故郷の北海道にいるかのような錯覚に陥ったくらいだ。
マダムの職場は、バイクや自動車での通勤が禁じられている。普段は電気アシスト付自転車で出勤しているわたしだが、本日は徒歩で行くことにした。歩いて も30分程度だから、ダメージはそんなにない。ところが、普段はバイクで通勤しているDr.運送屋にとって、本日のような吹雪の朝は、大変頭が痛いらし い。外の様子を偵察しにいった彼は、家へ戻ってくるなり、「バス、走ってねぇよ…」と、いつになく弱気になっていた。そりゃそうだ。
意 を決して外にでると、久しぶりの雪道に、なんだかうきうきしてきた。北海道人は、雪の上を歩くとき、必ずペンギン歩きになる、と言われている。彼等 は、足を地面につける時、足の裏全面を接地させ、両腕でバランスを取りながら、小股でちょこちょこと歩く。こうするとすべらないのだが、ちょこちょこ歩く 姿がペンギンみたいに見えるらしい。無意識にペンギン歩きになっていたわたしは、紛れもない北海道人なのであった。
ペンギンのように ちょこちょこ歩きながら、わたしは道路を行くバイクの方々をしっかり観察していた。道ばたには、雪が積もって放置されたバイクも多かっ たが、道を走っているライダーも結構いた。何もこんな日にバイクに乗らなくても、とも思うのだが、バイクに乗らなければならない個別の事情もあるのだろ う。それにしても、こんな日のバイク運転は「しんどい」の一言につきる。
下り坂で後輪ロックしちゃったり、歩道を必死で押してたり、カーブでずるっとこけたり、と、皆さん災難に遭っていた。寿司の配達屋さんのスクーターが、曲がり角で滑りながら歩道に接近してきた時はさすがにひやっとした。何もなくてよかったです。
それでも、車通りの多い日の当たる道路などはすでに雪が溶解しており、結構バイクの姿を目にした。こちらの人は、タフというか怖いもの知らずというか、色んな意味でエネルギーがあるのだなあ、と感じた次第である。
マダムの職場は、バイクや自動車での通勤が禁じられている。普段は電気アシスト付自転車で出勤しているわたしだが、本日は徒歩で行くことにした。歩いて も30分程度だから、ダメージはそんなにない。ところが、普段はバイクで通勤しているDr.運送屋にとって、本日のような吹雪の朝は、大変頭が痛いらし い。外の様子を偵察しにいった彼は、家へ戻ってくるなり、「バス、走ってねぇよ…」と、いつになく弱気になっていた。そりゃそうだ。
意 を決して外にでると、久しぶりの雪道に、なんだかうきうきしてきた。北海道人は、雪の上を歩くとき、必ずペンギン歩きになる、と言われている。彼等 は、足を地面につける時、足の裏全面を接地させ、両腕でバランスを取りながら、小股でちょこちょこと歩く。こうするとすべらないのだが、ちょこちょこ歩く 姿がペンギンみたいに見えるらしい。無意識にペンギン歩きになっていたわたしは、紛れもない北海道人なのであった。
ペンギンのように ちょこちょこ歩きながら、わたしは道路を行くバイクの方々をしっかり観察していた。道ばたには、雪が積もって放置されたバイクも多かっ たが、道を走っているライダーも結構いた。何もこんな日にバイクに乗らなくても、とも思うのだが、バイクに乗らなければならない個別の事情もあるのだろ う。それにしても、こんな日のバイク運転は「しんどい」の一言につきる。
下り坂で後輪ロックしちゃったり、歩道を必死で押してたり、カーブでずるっとこけたり、と、皆さん災難に遭っていた。寿司の配達屋さんのスクーターが、曲がり角で滑りながら歩道に接近してきた時はさすがにひやっとした。何もなくてよかったです。
それでも、車通りの多い日の当たる道路などはすでに雪が溶解しており、結構バイクの姿を目にした。こちらの人は、タフというか怖いもの知らずというか、色んな意味でエネルギーがあるのだなあ、と感じた次第である。
月曜日, 12月 19, 2005
ガキ帝国
うちのマンションはファミリー向け賃貸である。つまり、子供が多い。子供は公園で遊ぶもの、という考えはもう古い。最近の子供はマンションの駐車場で遊 ぶ。管理会社の再三にわたる「駐車場での遊戯禁止」通告を完全に無視して、休日などは親子が楽しく駐車場でボール遊びをしている。
一度など、子供がDr.運送屋のCD125Tの上に靴のまま登り、シートに立って遊んでいた。子供保護が叫ばれる昨今の状況を鑑みると、万が一子供が落ちて怪我でもしたら、たとえわたしたちがしかるべき場所へバイクを駐輪していたとしても、責任も追究されかねない。
だからといって、駐輪場へバイクを止めないわけにはいかない。だってそれは当然だからだ。
本日、午後の散歩から帰ってきたDr.運送屋とベンリィマダムは、信じられない光景を目の当たりにした。うちのCD125Tが倒されていたのだ、しかも 右側に。倒れたCD125Tは、右横の原付を押し倒し、原付はそのまた右にあったうちのブラックバードへよりかかっていた。重いブラックバードがドミノ倒 しをなんとか止めていた。
Dr.運送屋の額に怒マークが浮き上がった事はいうまでもない。バイクが右に倒れるなど、自然現象としてあり 得ようか。バイクの無惨な光景を目の当たり にした瞬間、いつも駐車場で激しい遊戯を展開しているお子様たちの顔が脳裏をかすめた。しかし、法治国家で成熟したオトナとして生活しているわたしたち は、推定無罪の原則を貫かねばならぬ。しかも子供は未成年だ。
怒りの鉄拳をぶつける場所などあろうはずもない。Dr.運送屋はわなわなと震えながら、ひとつひとつバイクを起こしていった。ブラックバードに倒れかかっている原付を起こした瞬間、ブラックバードが本来の位置へもどろうと自らの車体を左へ傾け始めた。
その瞬間わたしは無意識にブラックバードを支えようとした。これが間違いだった。次の瞬間、わたしは地面に転がっていた。そして、右の膝小僧に激痛を感じていた。かわいそうなわたしの膝小僧は、血まみれになっていた。
左に傾き始めたブラックバードのサイドスタンドが地面に当たった衝撃で、中途半端に支えようとふんばったわたしは、はじき飛ばされてしまったのだ。
責任の所在が曖昧であるのは、わたしが最も嫌う事だ。じわんじわんと痛む膝小僧をさすりながら、わたしは思う。いつか、駐車場のバイクが子供の玩具と化している現場を押さえ、みっちり説教してあげたい。
一度など、子供がDr.運送屋のCD125Tの上に靴のまま登り、シートに立って遊んでいた。子供保護が叫ばれる昨今の状況を鑑みると、万が一子供が落ちて怪我でもしたら、たとえわたしたちがしかるべき場所へバイクを駐輪していたとしても、責任も追究されかねない。
だからといって、駐輪場へバイクを止めないわけにはいかない。だってそれは当然だからだ。
本日、午後の散歩から帰ってきたDr.運送屋とベンリィマダムは、信じられない光景を目の当たりにした。うちのCD125Tが倒されていたのだ、しかも 右側に。倒れたCD125Tは、右横の原付を押し倒し、原付はそのまた右にあったうちのブラックバードへよりかかっていた。重いブラックバードがドミノ倒 しをなんとか止めていた。
Dr.運送屋の額に怒マークが浮き上がった事はいうまでもない。バイクが右に倒れるなど、自然現象としてあり 得ようか。バイクの無惨な光景を目の当たり にした瞬間、いつも駐車場で激しい遊戯を展開しているお子様たちの顔が脳裏をかすめた。しかし、法治国家で成熟したオトナとして生活しているわたしたち は、推定無罪の原則を貫かねばならぬ。しかも子供は未成年だ。
怒りの鉄拳をぶつける場所などあろうはずもない。Dr.運送屋はわなわなと震えながら、ひとつひとつバイクを起こしていった。ブラックバードに倒れかかっている原付を起こした瞬間、ブラックバードが本来の位置へもどろうと自らの車体を左へ傾け始めた。
その瞬間わたしは無意識にブラックバードを支えようとした。これが間違いだった。次の瞬間、わたしは地面に転がっていた。そして、右の膝小僧に激痛を感じていた。かわいそうなわたしの膝小僧は、血まみれになっていた。
左に傾き始めたブラックバードのサイドスタンドが地面に当たった衝撃で、中途半端に支えようとふんばったわたしは、はじき飛ばされてしまったのだ。
責任の所在が曖昧であるのは、わたしが最も嫌う事だ。じわんじわんと痛む膝小僧をさすりながら、わたしは思う。いつか、駐車場のバイクが子供の玩具と化している現場を押さえ、みっちり説教してあげたい。
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